乗用車用ヒーターミラー D・Mirorr 

どの車にも装備されているドアミラー。
その役割は、目視が難しい部分の視界の確保ですが、非常に天候に左右されやすい一面があります。
四季から見ると、降雪は地域が限定されますが、雨は多くの地域で降り、平均すると1年の1/3が雨天です。
雨天時のサイドミラーは水滴に光が乱反射し、非常に見づらく、降雪時は雪がびっしりとサイドミラーにはり付きます。
ドライバーは安全な運転を行う為にも、天候にかかわらず良好な視界が常に必要です。
このような状況を助けてくれるのが、ヒーター付ドアミラーです。
しかし、コストの問題から、現在ヒーター付ドアミラーは、高級車や寒冷地仕様車にのみ装備されています。
その様な中、「 D・Mirorr 」が日本車全車種にヒーター付ドアラミラーの装備を可能にします。

※(発熱構造特許取得 特許2017-121747)

D・Mirorrとは

(発熱の仕組み)
従来のヒーター付ドアミラーは、ミラーの裏面に面状ヒーターを接着し、間接的に発熱させています。
弊社開発の「 D・Mirror 」はミラーの特性を利用し、ミラー本体を発熱させる、直接発熱構造です。

(特徴)
・直接発熱構造なので、コストが安価になり全ての車種に装着できます。
・構造が簡単なため、クレームが少ない。
・最高温度が60℃以下と低温で、温度制御装置が不要で安全です。
・製造方法が簡単なため、多種のミラーにも対応できます。
・サーモスタットが不要なので、スイッチを押下すると運転終了時まで機能を停止することなく、
 効果が持続します。また、エンジン停止と同時にスイッチが切れます。

(規格内容)
1.ミラー鏡面の最高温度は、60℃以下である。
2.鏡面の最高温度に達したのち、その温度は持続するため、温度制御装置は不必要。
3.作動電流は3.5A以下である。
4.霜取り性能(-30℃に凍結させた結果)
A .通電後、1分以内に鏡面のくもりの除去が始まる。
B .3分以内に鏡面の80%の苦くもりが除去される。
C .4分以内で鏡面の100%のくもりが除去される。

※引き続き、大型自動車(トラック、バスなど)にもヒーターを取り付ける技術開発を進めています。